ペアリングの魅力って何だろう?
例えば、今晩のおかずは豚肉の生姜焼きだとする。
(私の場合、日本のご家庭で普通に作る料理にワインを合わせることが多いです。)
肉だから、土壌に岩があることが必須。土壌に岩のあるワインは骨格がしっかりとしていて、中心に太い柱が通っているような味わいがします。
豚肉なので、できれば粘土も沢山あったほうがいい。
肉の中でも特に脂質が多いので、粘土質土壌のねっとりとした味わいのワイン。
さらに生姜焼きは、フライパンで醤油を焦がすから…
出来れば、タンニンもしっかりと抽出されていて重心が低い品種。
醤油を使うから、絶妙に少しだけ揮発しているイタリアワインがベスト。
それもなるべく農薬が少なくて、センスのいい造り手さんの物がいい。
こうやって脳内で計算して、実際に合わせた味を想像してイタリア・カラブリアの自然派だけど綺麗なワインを造る、造り手さんのガリオッポという品種が浮上する。
ここまで計算して合わせると大抵の場合は上手くいくのです。
本音を言うと、少し樽が効いていれば尚更…
頭の中、いったいどうなっているの?と思われるかもしれません。
笑
まあ、いつも大抵こんな風に実証もしながらペアリングをさせて頂いています。
4/2(金)のZoom試飲会は、ワインの方から逆算して合う食材やお料理を皆様と検証して行きたいと思います。
もちろん、難しいことは言いません。一緒にテイスティングしながら、沢山のヒントを言いますので五感をフルに使いながらペアリングを学びましょう!
ペアリングを少しでも身に付けると、今よりも
もっとずっと生活が豊かになっていく事が実感できると思います。
皆様のご参加、心よりお待ち申しております。